AVAR2000 カンファレンスプログラム
AVAR2000は終了いたしました。
来年のAVAR2001は香港で開催されます。
11月27日(月)
18:00 - | AVAR理事会 (品川プリンスホテル新館3階「ラベンダー」) |
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AVAR2000 一日目
時間 | タイトル | 講演者 |
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9:00 - 10:00 | 受付 (品川プリンスホテル新館36階「札幌」) | |
10:00 - 10:10 | 開会の挨拶およびAVARメンバーの紹介 | AVAR会長 村上清治 (日本) (日本コンピュータセキュリティリサーチ(株)代表取締役) |
10:10 - 10:50 | 基調講演 IT security policy of MITI, Japan 「通産省の情報セキュリティ政策」 情報セキュリティに関する政府全体の取組体制、セキュリティ評価、暗号技術評価、セキュリティ管理技術、セキュリティ人材、日本のコンピュータウイルス対策などについてお話します。 Abstract |
通商産業省機械情報産業局情報セキュリティ政策室 課長補佐 山本文土氏 (日本) |
10:50 - 11:30 | Worst Anti-Virus Mistakes, and How to Avoid
Them 「アンチウィルスに関する最大のミスとそれを避ける方法」 |
Allan Dyer氏(香港) AVAR理事 技術担当 (Yui Kee Co. Ltd. テクニカルディレクター) |
11:30 - 13:00 | 昼食 (新館1階レストラン ハプナ) |
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13:00 - 13:40 | Internet Worm Virus in the View-Point of
CERT
「韓国CERTから見たインターネットワームウィルス」 |
Hyunwoo Lee氏(韓国) 韓国 CERT KISA: Korea Information Security Agency |
13:40 - 14:20 | Internet Security - Are You Really Protected? 「インターネットセキュリティ:あなたは本当に安全ですか?」 最近話題となっているウィルスとハッキングについて、ハッキングがいかに簡単に行われるか、そしてインターネットセキュリティの重要性についてデモを交えて紹介します。 |
Motoaki Yamamura氏 (米国) AVAR 副会長 (グループデベロップメントマネジャー、Symantec AntiVirus Research Center) |
14:20 - 15:00 | EICAR EICAR組織と活動について ヨーロッパを中心に活動する非営利のアンチウィルス/アンチマルウェア協会であるEICARの歴史や設立目的、EICARカンファレンス、今後の目標や活動方針などについて紹介します。 Abstract |
Rainer Fahs氏(ベルギー) EICAR会長 |
15:00 - 15:10 | 休憩 |
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15:10 - 15:50 | Testing for Broken Anti-Virus Software 「ウィルス対策ソフトのテスト法」 アンチウィルス製品を有効に利用するためには、注意深いテストやコンフィギュレーション、オブザベーションが必要です。ウィルススキャナがウィルスを見逃す原因には、ユーザ側のミスやソフト側の不具合、他ソフトとの競合、インターフェースデザインの問題等、様々なものがあります。この要因がウィルス検出にどのような影響を与えるのか、そしてスキャナの持つ問題をテストする方法を紹介します。 Abstract |
Randy Abrams氏(米国) アンチウィルス製品セレクション担当、ウィルス対策アドバイザー マイクロソフト |
15:50 - 16:30 | Fencing the Defence 「ディフェンスを強化する」 システム管理者がシステムを安全に運用するためには、さまざまなな対策(バトル:戦い)が必要です。ウィルスそのものに対応するだけではなく、複数のアンチウィルス製品を使用する際に生じる相違点についても対策が必要です。2つ以上のアンチウィルス製品がそれぞれ別のスキャン結果を報告するなど、混乱が生じやすい点に注意して、ウィルス対策を強化する方法を紹介します。 Abstract |
Righard J. Zwiennenberg氏 (ノルウェー、CAROメンバー) シニアウィルスリサーチエンジニア Norman Data Defense Systems. |
16:30 - 17:10 | VX Sites and Underground Activity: Tracking
the Wily VXer 「ウィルス交換サイトとアンダーグラウンド活動:ずる賢いウィルス作者たち」 ウィルスの提供や交換が目的で作成されたウェブサイトを「VXサイト」と呼びます。このようなサイトは世界中にあるため、サイトの行動を監視して、国際的に連携してウィルスの拡散を防ぐことがとても重要です。そこで、VXサイトがどのような活動を行っているのか、また、サイト管理者をつきとめてISPに連絡する方法などを具体的な事例を挙げて説明します。 |
Nick FitzGerald氏 (ニュージーランド)、コンピュータ・アソシエイツ株式会社 元Virus Bulletin 編集長 |
17:10 - 17:50 | サイバークライムの現状と対策 | 警察庁生活安全局セキュリティシステム対策室 専門官 初川泰介氏 (日本) |
18:00 | 親睦ディナー (新館34階 釧路) スポンサー:コンピュータ・アソシエイツ株式会社 |
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第一日目 終了 |
AVAR2000 二日目
時間 | タイトル | 講演者 |
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09:00 - 09:40 | 「日本国内におけるコンピュータウィルスの発見届出状況について」 IPAで1990年4月より行われている届出制度の紹介と、1999年の年間まとめ及び2000年上半期の届出状況を対比させて提示し、日本国内における被害の現状と傾向について発表します。 |
情報処理振興事業協会(IPA)セキュリティセンター ウイルス対策室長 小門寿明氏 (日本) |
09:40 - 10:20 | Latest Macro Virus Developments and Future
Trends 「マクロウィルスと今後の傾向について」 |
Vesselin Bontchev氏(アイスランド) FRISK Software International CAROメンバー |
10:20 - 10:30 | 休憩 | |
10:30 - 11:10 | Picture This: A Graphical Representation
of Viral Concentration 「ウィルスの世界分布図」 WildList Organization International (WLO) は、毎月各国のレポーターからメールで送られてくる「インザワイルドウィルス(ユーザ環境で発見されているウィルス)」をまとめて、WildList(ワイルドリスト)を作成・公表しています。レポーターの報告項目に、ウィルスの発見頻度と国(地域)を記載する箇所がありますが、この情報はワイルドリストには表れません。そこで今回はその貴重な情報を元に、世界のどの地域で何のウィルスがどれくらい広がっているのか、また国によって違うウィルス発生状況や作成状況をグラフを使って紹介します。 Abstract |
Shane Coursen氏(米国) Board Member WildList Organization International |
11:10 - 11:50 | Rapid Virus Exchange 「迅速なウィルスサンプル配布システムについて」 いかに効率よくアンチウィルス対策を行えるか。それは、アンチウィルスベンダーがウィルスサンプルを入手し、解析して製品にデテクション機能を追加するという一連の作業をいかにスピードアップできるかにかかっています。ベンダーは全種類のウィルスのサンプルをすべて入手できるとは限らないので、アンチウィルス業社間の協力体制はかつてないほど必要になっています。あるベンダーがサンプルを入手した場合、その他のベンダーにも迅速かつ安全にサンプルを配布する必要があります。 REVS (Rapid Exchange of Virus Samples) はまさにそのために作られた、電子署名と公開鍵暗号方式を使った安全なシステムです。 ここではREVSの機能の説明と、先頃話題になったラブレターワームへの臨機応変な措置に貢献したことなどについてご紹介します。 Abstract |
Jan Hruska氏(英国) テクニカルディレクター ソフォス |
11:50 - 13:00 | 昼食 |
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13:00 - 13:40 | 中国におけるコンピュータウィルスの現在と未来 |
中国天津市公安局計算機安全監察科 (中国) AVARメンバー |
13:40 - 14:20 | The Virus and AntiVirus Industry in Asia 「アジアのウィルスとアンチウィルス業界」 かつて、「アジアのハイテク地域」という言葉から連想されたのは日本と台湾でした。5年ほど前にはいわゆる「アジア危機」がありましたが、中国や韓国、インドその他のアジア諸国の動きは活発です。経済の活性化によりコンピュータ普及率が高まり、結果的にウィルス対策の必要性も大きくなってきています。また、ウィルス作者の数とアジア発のウィルスも増えています。このプレゼンテーションでは、アジア地域のウィルスとアンチウィルス業界の発展を世界の事情と比較しながら、AVARがこの新しい状況に対応するために何をするべきかを考えます。 Abstract |
Jimmy Kuo氏(米国) McAfee Fellow Network Associates Inc. |
14:20 - 15:00 | モバイルインターネットの脅威と対策 |
星澤裕二氏(日本) AVARメンバー (SARCマネージャー、シマンテック) |
なぜ、同じトロージャンやワームの警告をうけたのか? | 安田喜弘氏(米国) AVARテクニカルディレクター (Network Associates Inc.) |
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15:00 - 15:10 | 休憩 | |
15:10 - 15:50 | Virus Landscape in Singapore 「シンガポールのウィルス事情」 シンガポールで起きた主なウィルス問題とそれが与えた影響について、また国内で行われている様々なウィルス対策活動についてご紹介します。 シンガポールのMCIT(Ministry of Communications and Information Technology) の下部組織であるIDA(Infocomm Development Authority of Singapore)にてコンピュータウィルス対策を担当する部署が Infocomm Security Division です。IDAは1999年12月に National Computer Board (NCB) とTelecommunication Authority of Singapore (TAS)が合併して設立されました。 Abstract |
Martin Khoo氏(シンガポール) Assistant Director, Incident Management Infocomm Development Authority of Singapore |
15:50 - 16:30 | 韓国のマリシャスコード (malicious code)の傾向と他国との比較 |
Cheolsoo Ahn氏(韓国) AVAR副会長 (Ahnlab, Inc. 代表取締役) |
16:30 - 17:10 | Future Viruses on PDAs and Mobile Phones 「携帯情報端末や携帯電話のウィルス」 将来、携帯電話や携帯型端末(PDA)などをターゲットにするウィルスの増加が予想されます。先頃、携帯電話を利用するウィルス第一号が発見されました。今後、ウィルス作者たちはこれらの機器を狙ってトロイの木馬、大量メール送信型ワーム、そしてウィルスなどを作成することが予想されます。これらの脅威がどれくらい大きなものになるのか、我々はどのように対処できるのかについて説明します。 Abstract |
Mikko Hypponen氏 (フィンランド CAROメンバー) アンチウィルスリサーチマネジャー エフ・セキュア株式会社 |
17:10 - 17:30 | スピーカー パネルディスカッション | |
カンファレンス全日程終了 | ||
17:30 - 18:00 | AVAR 会員総会 |